三上喜孝『落書きに歴史を読む』(吉川弘文館)

 三上喜孝『落書きに歴史を読む』(吉川弘文館)読了。現代でも忘れた頃に話題になる観光地での落書きが中世までに遡れる辺り、今も昔も人のやることはそう変わらない。「来たから記念に」的なものから「祈り」「願い」まで。たかが落書きされど落書き、前者だって時が経てば貴重な史料になる。
 後者は現代の感覚では引いちゃう物(それが何かは本書参照)もあるけど、中世のそれこそ青史に名の残らないような人々が確実にいた、と改めて認識させてくれた。 ところで、わたしは新しいパソコンを買う時キーボードの試し打ちに五十音(あいうえお)を入力するのだが、中世の寺には「いろはにほへと」の落書きがある。これは本書によると、「手習いで覚えた文字を書きつけたか、筆ならし」の可能性を指摘している。この箇所を読んだ時、入力デバイスが筆からキーボードになっても、人の考える事はそう大きくずれないとしみじみ思ったのでした。
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丸田祥三『眠る鉄道』

 上半期一番のお勧め。
 だけど製本が、ページ脱落しそうで怖いんですが、これって仕様?

「読書日記」一時凍結のお知らせ

 細々やってきた読書日記のカテゴリーを一時凍結します。
 既にブクレコというサービスを利用して、そことやってることが被るし、コピペが面倒だからです。
 ブクレコでは歴史から写真集まで好き勝手に評価していますので、是非ご覧ください。
 なお、Facebookかツイッターかmixiのアカウントが必要になります。
 書名で検索すれば、引っかかると思います。

鳥巣健之助『日本海軍潜水艦物語―迫真の海底戦記』(光人社NF文庫)

 潜水艦―この兵器の使い方は日本とアメリカで大きく異なっていました。
 ざっくり言うと、日本は大物(戦艦、空母等)狙い。アメリカは日本の海上輸送を壊滅させる通商破壊戦に主に用いました。もっとも、末期は日本の軍艦も米潜水艦にやられ放題でしたが…。

 それはともかく、この本は潜水艦艦隊参謀だった著者の記した潜水艦戦記です。
 個々の戦闘についての短編をまとめて一冊にしたような感じなので、通史になってません。

 戦略は正しくなくても、やはり大物を仕留めた話は面白いですね。
 分量がいささか物足りない。

内田百『続百鬼園随筆』(新潮文庫)

 「鶏蘇仏」がオススメ。
 若くして亡くなった、無二の親友を悼む気持ちが滲み出た作品です。
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