防波堤

耐え難い苦悩に直面したとき自死もまた選択肢の一つだと思えてしまったら、助走は早まる、と先に紹介した『敢闘言』で日垣氏は言う。その通りだろうとわたしも思う。
氏は自死を思ったとき、防波堤になってくれた人を二人あげている。
一人は奥さん(確か後に離婚してしまったが…)、もう一人は殺された弟だそうである。

さて、わたしは先に書いたように未遂で終わって今もこうしているのだが、色んなチャンスはあった。毎日会社に行っていたのだから、まずは電車のホームから意図的に転落すれば確実である。
会社のトイレのドアにあるフックを真剣に見つめていたことも一度や二度ではない。

なにがわたしの防波堤になったかを考えると、トップはやはりこれまた先に書いた自然消滅のZさんじゃないだろうか。
もう一回逢いたい、というのは振り切るのには効果があったと思う。
次位が、飲み仲間のNとTである。彼らとはもう20年近い交流だ。

それ以外に浮かばなかったのかというと、実は記憶がない。たぶんいなかったのだろう。
笑っちゃうくらい、「家族」という選択肢はなかった。単に一緒に住んでいる、いや一緒にすら住んでなかったりするものなあ。そりゃ出てこねーわ。

ある意味、周囲に非常に残酷なことになるのだが、実はこういう「防波堤」はほんの数人しかなり得ないのではないかというのが、わたしの思索の仮説である。
わたしは交友関係の広いほうではないから、そうなのかもしれないが、仮に広くても自死を思いとどまらせるに足る人間は五指に満たないのではないかと密かに疑っている。

仮説はこれくらいにして、自分に戻る。
既にZさんは防波堤になり得ない。NとTくらいでは少々心許ないので、新しい防波堤を元気なうちに見つける必要がある。
某会のみなさんが最有力候補かな?
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