楽をしようとした話

 まだイベント屋だった頃、暇を見つけてはよくマニュアルを作っていた。
 派遣さんがいたので、その人向けにと思って作っていたのである。
 モノはというと、日常業務の細かい話ばかりで、肝心の一年通しのものが作れずじまいに終わってしまった。何度か制作にチャレンジしたのだが、期首からスタートする複数の業務の、どれをトップに持ってくるかで悩んだのである。おまけに年度またぎのイベントもあったから、そっちの処理も考えなきゃいけない。まあ、そっちは、さらっと一行書いてしまえば良かったんだけど…。
 休職後、ずいぶん経ってから上司には、「通しのマニュアルさえあれば…」と恨み言を言われ、謝るしかなかった。

 さて、話は飛んだが、どうしてそんな細かいマニュアルを作っていたかというと、自分の記憶メモという側面もあるけど、要するに、渡してしまえばあとは説明する必要がないようにしたかったからだ。
 こう言っちゃなんだが、派遣というのは入れ替わることを念頭に置かなきゃいけない。ウチの会社にも問題があるのだけど、数日で辞められたこともあったし(違う部署だが)、やはり長期になると会社のほうで切りにかかる。

 人間誰でもそうだと思うが、その時はそう思わなくても、属人主義の仕事などほんのごく僅かだ。現に配置転換くらったわたしがそうだ(笑)。傍目ではなんとかなっている。
 しょせん「この仕事は俺でなければ」はかなりの率で当人の思い込みということになる。
 どういう雇用形態であろうが、そういう思想は捨てたほうが良い。あなたの(もちろんわたしを含めて)代わりはいくらでもいる。
 派遣の場合、一応得意分野があるということになっているので、まだいいが、バイトくんの場合、その思想は捨てなければならない、滑稽なものである。「痛い」と言い換えてもいい。
 はっきり言うが、「俺じゃないとできない仕事」など、あなたには任されていないからだ。
 抗弁する向きもあろうが、それは低賃金の不安定な立場で、責任だけ背負わされているだけ、「うまいこと」使われているということである。
 だから、「自分はいづれ、誰かにとって変わられる」という意識を持った方が良い。そして早めに、今の立場から脱却する算段をつけなければならない。
 もちろん、バイトくんであり続けるというのなら、わたしがとやかく言う話ではない。
 2ちゃんのコピペのようにならないことを祈るばかりである。
 
 ただまあ、自分の場合イベント屋をやりながら、「これは自分でなくてもできる仕事なのではないか?」との疑問は持ち続けてきた。答えは「恐らくイエス」だろうとも思っていた。
 だから究極の目標は「配置転換されてきても業務がその日からできる」だった。
 断絶しちゃったけど、そのためのマニュアル作りだった。
 配置転換されてから、全く作る気がなくなったのはなんでなんだろう?
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